[14p-A31-1~16] 6.3 酸化物エレクトロニクス

△ [14p-A31-14] バルク敏感スピン分解光電子分光による CrO₂ の本質的なハーフメタル性の解明

〇藤原 弘和¹、砂川 正典¹、寺嶋 健成²、橘高 朋子¹、尾形 誠¹、脇田 高徳²、村岡 祐治^1,2、横谷 尚睦^1,2 (1.岡山大院自然、2.岡山大異分野基礎研)

キーワード：ハーフメタル、強磁性体、光電子分光

本研究では、表面不純物Cr₂O₃の影響で本質的なスピン偏極電子状態が明らかになっていなかったハーフメタル候補物質CrO₂の電子状態を実験的に明らかにするために、Xe放電管を用いたバルク敏感スピン分解光電子分光装置を建設した。さらに、CrO₂(100)膜に対してスピン分解光電子分光を行い、40KにおいてCrO₂(100)膜がハーフメタル性を発現していることを明らかにした。