16:30 〜 17:00
[14p-A41-7] 光パルスを駆使して無染色生体顕微鏡を超高速化する
キーワード:フォトニクス、ラマン、顕微法
我々は誘導ラマン散乱(stimulated Raman scattering, SRS)を用いた生体顕微鏡の研究を進めてきた。SRS顕微鏡では、2色の超短レーザーパルスを生体に照射し、光の差周波数が生体分子の分子振動周波数と一致した時に生じるSRSを検出することで、透明な生体を染色せず高速に可視化する。本講演では、SRS顕微鏡の原理や応用だけでなく、この研究を始めたきっかけと今後の研究展開について話したい。