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[14p-B1-3] 2端子ニューロモルフィック素子に向けた酸化物中のプロトン揮発性の制御
キーワード:電気化学ドープ、固体イオニクス
任意の時定数を持つ2端子揮発メモリを設計できれば、ニューロモルフィック回路の構造を劇的に単純化することができる。本研究では数nmのSiO2キャップによってTiO2薄膜中にプロトンを閉じ込め、またSiO2キャップの厚みを変えることで閉じ込められたプロトンの流出速度を制御できることを示した。これらの結果は、TiO2とSiO2を基本要素として固体中のプロトンの動きを制御し、任意の時定数を持つ2端子揮発メモリを設計できる可能性を示唆している。