[14p-B13-1~15] 12.3 機能材料・萌芽的デバイス

[14p-B13-10] 共役ポリマー球体マイクロ共振器からのレーザー発振

〇山本 洋平¹、櫛田 創¹、岡田 大地¹、佐々木 史雄² (1.筑波大数理物質、2.産総研)

キーワード：レーザー、球体共振器、共役ポリマー

有機レーザーにおける次のステップとして、電荷注入による発振が挙げられる。電荷を注入するためには共振器を光学利得材料で形成する必要があり、これまで蒸着や溶液プロセスを用いた自己組織化手法で様々な低分子結晶材料からのレーザー発振が報告されている。しかしながら、低分子結晶などの共振器は耐久性といった観点では非常に脆いという問題点が挙げられる。我々はこれまでに、共役ポリマーを用いたWGM共振器の開発を行い、WGM発光の観測について報告した。今回、共役ポリマーのみからなる球体共振器からのレーザー発振について報告する。特に、ポリフルオレン(P1)から形成する球体は、低閾値かつ高ピーク半減値を示した。さらに、異なる共役ポリマー材料を用いることでRGBそれぞれのレーザー発振波長を実現した。