2016年 第77回応用物理学会秋季学術講演会

講演情報

一般セッション(口頭講演)

12 有機分子・バイオエレクトロニクス » 12.3 機能材料・萌芽的デバイス

[14p-B13-1~15] 12.3 機能材料・萌芽的デバイス

2016年9月14日(水) 13:45 〜 18:00 B13 (展示控室5A-5B)

森武 洋(防衛⼤)、赤井 恵(阪大)

15:30 〜 15:45

[14p-B13-7] カラミチックーディスコチック両液晶性を示す新たな液晶:配向膜における相転移

美濃部 亮太2,1、松本 宏紀2,1、田中 大介2,1、奥田 大樹1,2、太田 昇3、関口 博史3、内田 欣吾2、〇清水 洋1 (1.産総研関西C、2.龍谷大理工、3.高輝度光科学研究C)

キーワード:液晶、双液晶性、相転移

我々が見出した同一化学構造でスメクチックA及びカラムナー両液晶相間を熱及紫外光によってエナンチオトロピックに相転移する新たな液晶(トリフェニレンに6つのアルコキシアゾベンゼンをエステル結合を介して結合させた化合物:1-Cn, n = 11~16)について、1-C12及び1-C14についてガラス基板及びポリイミドコート基板の両基板で液晶相の自発的配向特性を検討した。その結果、この2つの同族体はSmA相においてそれぞれ短冊状及び棒状のコンフォメーションを取っていることが示唆された。このことは、液晶相転移に伴う異方的物性に関連して興味深い。