2016年 第77回応用物理学会秋季学術講演会

講演情報

一般セッション(口頭講演)

3 光・フォトニクス » 3.14 光制御デバイス・光ファイバー

[14p-B3-1~10] 3.14 光制御デバイス・光ファイバー

2016年9月14日(水) 13:45 〜 16:30 B3 (展示控室3)

石月 秀貴(分子研)、渡邉 俊夫(鹿児島大)

14:15 〜 14:30

[14p-B3-3] ダブルサーミスタ温度制御によるKTN光偏向器の環境温度依存性改善

辰己 詔子1、山口 城治1、佐々木 雄三1、豊田 誠治1、阪本 匡1、牛山 幸彦2、米山 幸司2、菅井 栄一2 (1.NTT DIC、2.NTT-AT)

キーワード:KTN、光偏向器、電気光学効果

電気光学結晶KTN(KTa1-xNbxO3)光偏向器の偏向角は温度依存性を持ち、温度制御が必要となる。従来は光偏向器の上下電極のうちサーミスタを下部電極のみに配置していたが、環境温度によって偏向ビーム位置が変化する課題があった。このため、サーミスタを上下電極に配置し温度制御するダブルサーミスタ構造を考案した。本構造で異なる環境温度にてKTN光偏向器の偏向ビーム位置を測定した結果偏向ビーム位置ずれの環境温度依存性が改善した。