2016年 第77回応用物理学会秋季学術講演会

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シンポジウム(口頭講演)

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[14p-B9-1~7] 放射線医療現場における受動型検出器による計測手法の最近の進展

2016年9月14日(水) 13:45 〜 17:30 B9 (展示ホール内)

納冨 昭弘(九大)、小平 聡(量子機構)

14:15 〜 14:45

[14p-B9-2] CR-39固体飛跡検出器を用いた治療用放射線からの二次粒子の線量計測

小平 聡1 (1.量研機構・放医研)

キーワード:医療被ばく、線量評価、固体飛跡検出器

治療用放射線が核反応を起こして放出される二次粒子の線量評価を目的として、CR-39固体飛跡検出器を用いた実測と線量評価を進めている。CR-39は治療に使われる高いエネルギーの陽子線や炭素線、X線には感度を持たないので、二次的に生成される高LET荷電粒子や速中性子からの反跳陽子のみを検出することができる。本講演では、これまでに得られている陽子線・炭素線・光子線から発生する二次粒子計測の最近の実験結果について紹介する。