[14p-C41-1~21] 10.4 半導体・有機・光・量子スピントロニクス

△ [14p-C41-20] レピドクロサイト型層状チタン酸塩のCo, Feドーパント間距離制御による磁気特性操作

〇(D)岸本 史直¹、高村 陽太¹、中川 茂樹¹、和田 雄二¹ (1.東工大院)

キーワード：層状化合物、ドーピング、ナノ構造体

3d磁性イオンドープ層状チタン酸の層間距離操作による、磁気特性の連続的な制御を実証した。層間距離はn-アルキルアンモニウムのインターカレーションによって0.7～3 nmの範囲でそれぞれ操作した。Ti_(5.2-x)/3Li_(0.8-2x)/3Co_xO₄の飽和磁気モーメントは層間距離の拡張に伴って増大した。一方でTi_1.5Fe_0.2Co_0.3O₄の飽和磁気モーメントは、層間距離の拡張に伴って減少した。これらの結果を磁性イオン間に生じる相互作用の減少によって理解する。