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[14p-D63-21] 高温超伝導線材技術の船舶脱磁への応用(2)
-中型船舶に限定した場合-
キーワード:超伝導パワー応用
鉄鋼を構造材料とする船舶から残留磁気を低減する船舶脱磁は防衛上の重要技術であり、高温超伝導線材を利用したコイルシステムとすると、作業時間の低減等、実用上著しい利点が見込まれることを春季学術講演会で紹介した。今回は、脱磁対象とする船舶を中型鋼鉄船(10×10×90 m)に限定し、既に電力送電用に研究開発され、性能が公開されている高温超伝導電線の技術を参考としたコイルシステムの基本的構成を電磁気特性の計算により求めた。結果の一例と冷却等を含めたシステムの実現可能性について論じる。