2016年 第77回応用物理学会秋季学術講演会

講演情報

一般セッション(口頭講演)

6 薄膜・表面 » 6.2 カーボン系薄膜

[15a-A26-1~11] 6.2 カーボン系薄膜

2016年9月15日(木) 09:00 〜 12:00 A26 (203-204)

伊藤 治彦(長岡技科大)

11:45 〜 12:00

[15a-A26-11] 球表面へ形成したDLC膜に対するa-BCN:H膜の摩擦係数

河越 奈沙1、山本 哲也2、大竹 尚登1、赤坂 大樹1 (1.東工大、2.日本触媒)

キーワード:ダイヤモンド状炭素膜、水素化アモルファスホウ化窒化炭素、摩擦係数

ダイヤモンド状炭素(DLC)膜を適応した摺動面の摩耗量低減の為に相手材への硬質膜の形成がある.本研究はプラズマCVD法でDLC膜をSUJ2球上に,水素化アモルファスホウ化窒化炭素(a-BCN:H)膜をSi(100)上に作製し,GD-OESで各膜の元素比を,BOD試験で摩擦係数を評価した.SUJ2球とa-BCN:H膜を用いた結果と比較してDLC膜を堆積させた球ではa-BCN:Hの炭素量の増加に伴い摩擦係数,摩耗量が減少した.膜の組成により摩擦係数を制御でき,摩耗量を低減出来ることが示唆された.