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[15a-B4-4] 一次元フォノニック結晶における弾性波のトポロジカル境界状態
キーワード:フォノニック結晶、トポロジー
フォノニック結晶は弾性特性の異なる材料や構造の周期構造で、音波や弾性波の高度な制御を可能にする構造として注目を集めつつある。我々は、その特徴を利用したシリカフォノニック結晶共振器を作製し、高効率光弾性変調を実証した[1]。一方、トポロジカルな性質が異なる二つの1次元フォノニック結晶を接続し、その境界現れる音波の局在状態が近年実証された[2]。しかし、実用性の高い高速フォノニックデバイスとして応用するためには、弾性波を利用し固体で境界状態を実現するのが重要である。今回、完全バンドギャップ中に現れる弾性波の境界状態生成に成功したので報告する。