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[15a-D62-5] K(Ta,Nb)O3結晶、BaTiO3系セラミックスの電気熱量効果(Ⅱ)
キーワード:強誘電体、電気熱量効果
KTN単結晶にの電場ー試料温度、電場ー歪曲線はいずれも電場に対して開いた部分の少ないバタフライ状の履歴を記していて、形状もよく似たものとなっていた。電気熱量効果は分極の変化に起因するのでこのような温度変化は妥当であると考えられる。傾きから求めた性能指標deltaT/deltaEは0.21×10-6mK/Vとなり、室温の値としては比較的大きい。また、KTN結晶の分極ヒステリシス曲線、比誘電率の温度依存性の測定結果から、測定試料は室温付近に相転移があることが分かっている。