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[15a-D63-6] 高温超伝導体Bi2Sr2CaCu2O8+δを用いたTHz波発振素子における発振強度の厚さ依存性に関する研究
キーワード:ジョセフソン効果、THz、高温超伝導体
高温超伝導体Bi2212をメサ型の構造に加工することでTHz波の発振が可能である。この素子においては電流印加によるジュール熱が素子の特性に大きく影響する。排熱性の向上によって熱の影響が小さい単独メサ構造は素子特性の再現性が高く、素子の本質を理解するのに適している。本研究では単独メサ構造を用いて、THz波の発振出力とメサの厚さとの関係を調査するために実験を行った。本公演ではそれらの結果について、詳細を議論する。