2016年 第77回応用物理学会秋季学術講演会

講演情報

シンポジウム(口頭講演)

シンポジウム » フォトニックインテリジェンスの様相

[15p-A32-1~8] フォトニックインテリジェンスの様相

2016年9月15日(木) 13:15 〜 17:00 A32 (302B)

山本 裕紹(宇都宮大)、成瀬 誠(情通機構)

15:00 〜 15:30

[15p-A32-5] ハイパースペクトル画像による空間・波長融合パーセプション

山口 雅浩1 (1.東工大工)

キーワード:分光画像、物体検出

現在格段に発展を遂げている画像認識技術ではあるが、本質的な課題も存在する。例えば、災害救助や監視カメラにて広域の画像内から小さな物体を検出する技術の需要は高いが、物体が小さく十分な形状特徴が得られない場合や、不特定対象物体の検出を要するため機械学習に用いる教師データを用意できない場合に有効な手段は未実現である。動きを用いる手法も開発されているが、背景の動きとの分離が困難、静止すると検出不能等の問題もある。本講演では、リモートセンシング分野で実績を持つ分光画像を発展させ、これらの限界を超える高機能画像認識を可能とする技術について考察する。具体的には、広域ハイパースペクトル画像からの微小物体認識、皮膚画像解析における病変部識別を取り上げる。異常検知・スペクトルアンミキシング・スペクトル分類等の手法を応用することで、従来のRGB画像によるパターン認識を超えた高機能イメージングが可能になる。