2016年 第77回応用物理学会秋季学術講演会

講演情報

一般セッション(口頭講演)

17 ナノカーボン » 17.2 グラフェン

[15p-A33-1~19] 17.2 グラフェン

2016年9月15日(木) 13:15 〜 18:15 A33 (301A)

神田 晶申(筑波大)、佐藤 信太郎(富士通研)

13:15 〜 13:30

[15p-A33-1] [講演奨励賞受賞記念講演] 糖鎖機能化グラフェンFETを用いた抗ウイルス薬効評価のためのノイラミニダーゼ反応計測

鎌田 果歩1、小野 尭生1、金井 康1、大野 恭秀1,2、前橋 兼三1,3、井上 恒一1、渡邊 洋平4、河原 敏男5、鈴木 康夫5、中北 愼一6、松本 和彦1 (1.阪大産研、2.徳島大、3.東京農工大、4.京都府立医大、5.中部大、6.香川大)

キーワード:グラフェンFET、バイオセンサー

ウイルス解離の過程は抗ウイルス薬の標的であり、インフルエンザにおいてもノイラミニダーゼ(NA)の阻害が有効である。抗ウイルス薬の評価は主に培養細胞を用いて行われるが、定量性に課題があり作用機序の評価も困難であった。我々は、グラフェンFETを用いてNA存在下でウイルスが糖鎖から解離する様子を電気的に測定し、薬剤添加時と比較して薬剤作用の定量評価を目指す。今回は糖鎖機能化グラフェン上でNAの反応を電気的に計測した。