2016年 第77回応用物理学会秋季学術講演会

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一般セッション(口頭講演)

13 半導体 » 13.10 化合物太陽電池

[15p-A34-1~19] 13.10 化合物太陽電池

2016年9月15日(木) 13:00 〜 18:00 A34 (301B)

渡辺 健太郎(東大)、八木 修平(埼玉大)

15:30 〜 15:45

[15p-A34-10] 常温で表面活性化接合したSi/GaAs界面の平面TEM観察

大野 裕1、梁 剣波2、重川 直輝2 (1.東北大金研、2.大阪市大工)

キーワード:表面活性化接合、シリコン/砒化ガリウム界面、透過電子顕微鏡

真空中でのAr原子ビーム照射によりSi基板とGaAs基板の表面を活性化させることで、常温でのSi/GaAsヘテロ接合が実現できる[1]。この接合界面を接合面に垂直に(平面)TEM観察し、界面構造を評価した。界面上に転位や介在物、ボイドなどの大きな構造欠陥は存在せず、接合以前より存在するGaAs基板を貫通する転位の端部が局所的に観察された。これらの結果は、平坦かつ良質な接合面の形成を示す。
[1] J. Liang, L. Chai, S. Nishida, M. Morimoto and N. Shigekawa, Jpn. J. Appl. Phys. 54 (2015) 030211.