2016年 第77回応用物理学会秋季学術講演会

講演情報

一般セッション(口頭講演)

12 有機分子・バイオエレクトロニクス » 12.3 機能材料・萌芽的デバイス

[15p-B13-1~7] 12.3 機能材料・萌芽的デバイス

2016年9月15日(木) 13:45 〜 15:30 B13 (展示控室5A-5B)

佐伯 昭紀(阪大)

13:45 〜 14:00

[15p-B13-1] [講演奨励賞受賞記念講演] 溶液中における浮遊生体物質の形状分布解析法に基づくナノバイオセンサーの開発

龍崎 奏1、筒井 真楠2、安井 隆雄3、横田 一道2、玉田 薫1、馬場 嘉信3、谷口 正輝2 (1.九大先導研、2.阪大産研、3.名大工学)

キーワード:ナノポアデバイス

生体物質(分子)の機能は、その物質形状に大きく依存しているため、生体物質の形状解析技術は「生体物質の機能解明」「新薬の開発」「バイオセンサー開発」の観点から非常に重要である。特に、生体物質は我々の体液中で機能しているため、溶液中に浮遊した状態での形状解析技術が求められている。しかしながら、溶液中における浮遊材料の形状解析技術はこれまでに報告は無く、既存の解析手法では難しいのが現状である。今回我々は、低アスペクト比(厚さ/直径)ナノポアデバイスを用いることにより、溶液中に浮遊しているナノ物質および生体物質の形状を高速(ca.200 sample/min)に解析することに成功した。当日の発表では、これらの詳細について報告する。