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△ [15p-B7-9] 水中放電を用いた水耕栽培溶液中の細菌失活化
キーワード:水中放電プラズマ、菌失活、農業応用
水耕栽培溶液中の細菌失活化に向けた水中放電プラズマリアクタおよびそれを用いた放電システムの開発・実証実験を行った.放電システム運転中に,水耕栽培溶液に植物病害菌の一種であるRalstonia solanacearumの菌液を添加した.運転時間は100分間とした.その結果,放電システムによって菌密度が107から102 CFU/mLへ減少した.その後の経過観察では,放電を施さなかった場合(Control)では全ての植物体において青枯病の発病が早期に確認され,全て枯死した.放電した場合,ほぼ全ての植物体において発病が抑制され,健全な発育を確認した.