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[15p-C42-9] フレネル型液晶偏向素子の試作と、ビーム偏向効果
キーワード:液晶、フレネル、偏向
従来は光偏向の角度に制約があった液晶偏向素子に、フレネル構造を適用することを試みた結果、新しい櫛形電極と薄膜構造の設計により、液晶層厚30 μmを増加させることなく、平面ガラスのみで液晶層に鋸歯状の屈折率分布を形成することができた。櫛形電極のピッチを0.2 mmとし、素子に白色光のビームを入射した結果、印加電圧の強度と極性に伴って、出射ビーム像の位置は連続的に変位し、その偏向角度の最大値は±1.3度に到達した。