2016年 第77回応用物理学会秋季学術講演会

講演情報

一般セッション(ポスター講演)

6 薄膜・表面 » 6.2 カーボン系薄膜

[15p-P2-1~15] 6.2 カーボン系薄膜

2016年9月15日(木) 13:30 〜 15:30 P2 (展示ホール)

13:30 〜 15:30

[15p-P2-6] DLCプラズマ処理に対する生体適合性の経時変化

〇(M1)寺井 恭一1、大越 康晴1、尾関 和秀2、佐藤 慶介1、平栗 健二1 (1.東京電機大工、2.茨城大工)

キーワード:ダイヤモンドライクカーボン、化学気相成長法、プラズマ処理

Diamond-like Carbon ( DLC ) は、工業応用が進み、現在では人工血管などの医療応用への期待も高まってきている魅力的な材料である。そのDLC膜の特性を向上させる方法として、表面改質処理がある。特に、DLC膜に対してO2プラズマ処理を施すことは、生体適合性に対し効果的であることが知られている。しかし、O2プラズマ処理したDLC膜の表面修飾状態は経時的に移行し、物性は変化する。その変化のメカニズムおよび生体適合性への影響は不明な点が多く、検討する必要がある。そこで、本研究ではO2プラズマ処理したDLC膜に対し、経時変化に対する表面特性の調査を行った。