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[15p-P2-6] DLCプラズマ処理に対する生体適合性の経時変化
キーワード:ダイヤモンドライクカーボン、化学気相成長法、プラズマ処理
Diamond-like Carbon ( DLC ) は、工業応用が進み、現在では人工血管などの医療応用への期待も高まってきている魅力的な材料である。そのDLC膜の特性を向上させる方法として、表面改質処理がある。特に、DLC膜に対してO2プラズマ処理を施すことは、生体適合性に対し効果的であることが知られている。しかし、O2プラズマ処理したDLC膜の表面修飾状態は経時的に移行し、物性は変化する。その変化のメカニズムおよび生体適合性への影響は不明な点が多く、検討する必要がある。そこで、本研究ではO2プラズマ処理したDLC膜に対し、経時変化に対する表面特性の調査を行った。