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[15p-P4-6] Ag表面におけるC20フラーレン重合体形成の可能性
キーワード:炭素
当研究室ではこれまでに種々の金属表面上へ炭素蒸着を行い、その炭素吸着初期過程のSTM観察を試みてきた。その結果Au(111)面上およびAg(111)面上では球状構造の一次元列が形成されることを見出した。観察された繰り返し周期や大きさから、炭素数が20個の小さなフラーレンが数珠つなぎになった構造を仮定し、考察を進めている。赤外分光法(FT-IR)を用いた実験結果とその理論計算の結果は良い一致を見せた。