2016年 第77回応用物理学会秋季学術講演会

講演情報

一般セッション(ポスター講演)

6 薄膜・表面 » 6.6 プローブ顕微鏡

[15p-P4-1~15] 6.6 プローブ顕微鏡

2016年9月15日(木) 13:30 〜 15:30 P4 (展示ホール)

13:30 〜 15:30

[15p-P4-6] Ag表面におけるC20フラーレン重合体形成の可能性

〇(M2)平重 憲治1、黒川 修1、酒井 明1 (1.京都大工)

キーワード:炭素

当研究室ではこれまでに種々の金属表面上へ炭素蒸着を行い、その炭素吸着初期過程のSTM観察を試みてきた。その結果Au(111)面上およびAg(111)面上では球状構造の一次元列が形成されることを見出した。観察された繰り返し周期や大きさから、炭素数が20個の小さなフラーレンが数珠つなぎになった構造を仮定し、考察を進めている。赤外分光法(FT-IR)を用いた実験結果とその理論計算の結果は良い一致を見せた。