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[16a-A25-9] Bi2Te3薄膜からのナノニードル作製
キーワード:カルコゲナイド、ナノニードル、組成分析
カルコゲン化合物は、光記録や電子メモリーの記録膜として実用化され、また古くは熱電変換材料として研究されてきた。我々は、カルコゲン化合物のナノ構造化に伴う新規な物性を見出し、電子デバイスや熱電変換素子に応用する可能性を探っている。これまでにSb2Te3やGe2Sb2Te5 (GST)ナノ構造化を行い、構造や組成の評価[1,2]を行った。しかしながら、これらの材料から作製したナノ構造の組成は、主にTeであった。これは、Teの融点が一番低く、動きやすいためであると推測される。今回、Teより融点が低いBiからなるカルコゲン材料(Bi2Te3)より、ナノ構造(ナノニードル)を作製、その組成を評価したので報告する。