2016年 第77回応用物理学会秋季学術講演会

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一般セッション(口頭講演)

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[16a-A25-1~16] 16.1 基礎物性・評価・プロセス・デバイス

2016年9月16日(金) 09:00 〜 13:15 A25 (202)

鈴木 健伸(豊田工大)、斎藤 全(愛媛大)

11:15 〜 11:30

[16a-A25-9] Bi2Te3薄膜からのナノニードル作製

桑原 正史1、上原 洋一3、鶴岡 徹2、保坂 純男4、坂井 穣5、阿部 真帆3、曽根 逸人4 (1.産総研、2.物材機構、3.東北大、4.群馬大、5.トゥール大)

キーワード:カルコゲナイド、ナノニードル、組成分析

カルコゲン化合物は、光記録や電子メモリーの記録膜として実用化され、また古くは熱電変換材料として研究されてきた。我々は、カルコゲン化合物のナノ構造化に伴う新規な物性を見出し、電子デバイスや熱電変換素子に応用する可能性を探っている。これまでにSb2Te3やGe2Sb2Te5 (GST)ナノ構造化を行い、構造や組成の評価[1,2]を行った。しかしながら、これらの材料から作製したナノ構造の組成は、主にTeであった。これは、Teの融点が一番低く、動きやすいためであると推測される。今回、Teより融点が低いBiからなるカルコゲン材料(Bi2Te3)より、ナノ構造(ナノニードル)を作製、その組成を評価したので報告する。