[16a-B12-1~12] 3.12 ナノ領域光科学･近接場光学

[16a-B12-7] 表面プラズモンの散乱確率と有機EL素子の発光増倍度

〇石黒 汰一¹、溝口 雄太¹、米田 拓也¹、笠原 健一¹、池田 直樹²、杉本 喜正² (1.立命館大理工、2.物質・材料研究機構)

キーワード：有機EL、表面プラズモン

有機EL素子の発光効率は有機層に隣接する金属面に生成される表面プラズモンの影響を受ける。これまで我々は表面プラズモンの散乱確率の計算を行ってきたが、測定で得られている増倍度を説明することはできていない。そこで、増倍度が実際にどれだけ得られているか出射光の干渉効果も考慮に入れて計算した。さらに、その値が散乱確率とどのように対応しているか調べ、表面プラズモンの生成過程について考察した。