2016年 第77回応用物理学会秋季学術講演会

講演情報

一般セッション(口頭講演)

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[16a-B13-1~11] 8.7 プラズマ現象・新応用・融合分野

2016年9月16日(金) 09:00 〜 11:45 B13 (展示控室5A-5B)

林 信哉(九大)

10:00 〜 10:15

[16a-B13-5] 液中マイクロプラズマによるTetrabromobisphenol-A,2,6 dibromophenolの分解

秋津 哲也1、小島 信一郎2、平山 けい子1 (1.山梨大医学工学総合、2.九州大院)

キーワード:プラズマ分解、大気圧プラズマ

臭素系難燃剤テトラブロモビスフェノール(TBBPA)は難燃性エポキシフェノール樹脂の原料として使用されています。合成過程での原材料の2,6 – dibromophenol (dbp)のppbレベルの残留や,廃棄処分された臭素化エポキシフェノール樹脂から溶出したTBBPAから,slow sand filtration(微生物分解)によって2,6-dibromophenolが生成される.2,6 – dbpは人間に感じる閾値pptクラスのカルキ臭さが特徴で、僅かな残留濃度で水道水の味覚を大きく損ないます.誘電体バリヤプラズマによる2,6 – dbpの分解について報告します。酸素を含んだ作動気体を用いることによって希ガス(Ar)に比べてより高い分解効率が得られることが確認できました。