10:00 〜 10:15
[16a-B13-5] 液中マイクロプラズマによるTetrabromobisphenol-A,2,6 dibromophenolの分解
キーワード:プラズマ分解、大気圧プラズマ
臭素系難燃剤テトラブロモビスフェノール(TBBPA)は難燃性エポキシフェノール樹脂の原料として使用されています。合成過程での原材料の2,6 – dibromophenol (dbp)のppbレベルの残留や,廃棄処分された臭素化エポキシフェノール樹脂から溶出したTBBPAから,slow sand filtration(微生物分解)によって2,6-dibromophenolが生成される.2,6 – dbpは人間に感じる閾値pptクラスのカルキ臭さが特徴で、僅かな残留濃度で水道水の味覚を大きく損ないます.誘電体バリヤプラズマによる2,6 – dbpの分解について報告します。酸素を含んだ作動気体を用いることによって希ガス(Ar)に比べてより高い分解効率が得られることが確認できました。