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[16a-B2-13] 単層カーボンナノチューブフィルムを用いたテラヘルツ波検出器における熱電効果の向上
キーワード:テラヘルツ、カーボンナノチューブ、熱起電力効果
テラヘルツ(THz)帯の電磁波は,その特有の性質から近年様々な分野での応用が強く期待されている。本研究では,単層カーボンナノチューブ(SWNT)フィルムを使い室温で動作する広帯域THz波検出器を作製した。加えて、SWNTのバンドルの大きさ,SWNTのフィルムの厚さ,デバイスの形状といった要素の最適化を行い、THz波照射に伴う熱勾配を大きくすることで検出感度の向上に成功したのでこれを報告する。