2016年 第77回応用物理学会秋季学術講演会

講演情報

一般セッション(ポスター講演)

12 有機分子・バイオエレクトロニクス » 12.1 作製・構造制御

[16p-P6-1~22] 12.1 作製・構造制御

2016年9月16日(金) 13:30 〜 15:30 P6 (展示ホール)

13:30 〜 15:30

[16p-P6-16] 有機EL材料の多積層化に向けた静電スプレー制御

高久 英明1、早川 晴美1、青山 哲也1、田島 右副1、松下 聖志郎1 (1.理研)

キーワード:静電噴霧堆積法、有機発光ダイオード、多積層

有機半導体材料のウエットプロセスでの塗布法は,スピンコート法やインクジェット法などが知られているが,スプレー成膜の一種で塗膜中の溶媒含有量を任意に制御でき,材料の消費量も少ない方法として静電噴霧堆積(ESD)法がある.ESD 法では,有機半導体インクで用いる有機溶剤の蒸気圧,溶解性,誘電率が主要パラメーターであるが,均一で平坦な成膜には,蒸気圧が低く,材料に対する溶解性が高い溶媒の混在が重要である.今回我々は,この性質を有する溶媒を選別して,有機半導体を均一に多層化する条件を見出し,ESD 法により有機EL 素子を作製し,評価を行ったので報告する.