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[19a-H113-8] 共存塩素によるTiO2(110)上でのAu凝集反応に関する理論的考察
キーワード:金触媒、酸化チタン、密度汎関数理論
酸化物表面に担持された5 nm以下の金クラスターはその高い触媒能から注目されている。しかし、金クラスターを酸化物上に化学的に担持することは難しい。これは、塩素による金クラスター凝集促進が起こっているためだと考えられているが、その詳細は解っていない。そこで、密度汎関数理論を用いて塩素共存下でのルチル型TiO2上での金の凝集を検討した。その結果、塩素の共存は酸素欠陥による凝集抑制効果を消失させることが明らかとなった。