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[19a-P2-9] 奇数鎖アルキル基をもつクォーターチオフェン薄膜の構造評価
キーワード:オリゴチオフェン、アルキル基
有機薄膜の構造を調べることは,有機半導体薄膜の機能の制御のために重要である。オリゴチオフェンは、その両端にアルキル基を付与することにより、結晶性とデバイス特性が向上することが知られている。これまで我々は、アルキル鎖長の異なる偶数鎖ジアルキルクォーターチオフェン(Dn-4T, n=C0, C4, C6, C8, C10, C12)について、薄膜の成長機構とデバイス特性の関係を明らかにしてきた[1, 2]。本研究では、炭素数が奇数のアルキル基を有するDn-4Tを合成し、炭素数の偶奇が構造とデバイス特性に及ぼす影響を明らかにすることを目的として実験を行った。