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[19a-P3-11] 有機薄膜混晶内の亀裂で構成されるキャビティからのレーザー発振
キーワード:アントラセン、レーザー発振
フルオレン(F)-アントラセン(A)混晶薄膜は作製過程で亀裂が自然発生する。F(0.8)-A(0.2)混晶薄膜ではレーザー発振が観測され、亀裂がキャビティを構成している可能性が示唆された。今回、金属がキャビティ端となるような試料を作製し、レーザー発振を観測した。その結果から求まる屈折率を亀裂の結果に適用すると、見積もったキャビティ長と平行な二つの亀裂の間隔が一致した。よって、亀裂がキャビティを構成していることがわかった。