2016年第63回応用物理学会春季学術講演会

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一般セッション(ポスター講演)

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[19a-P4-1~31] 12.4 有機EL・トランジスタ

2016年3月19日(土) 09:30 〜 11:30 P4 (屋内運動場)

09:30 〜 11:30

[19a-P4-12] アクリダンおよびトリアジン骨格を有するTADF材料を用いた高効率塗布型OLEDおよび高効率塗布型ホストフリーOLEDの開発

和田 啓幹1、志津 功將1、久保 勝誠1、福島 達也1、鈴木 克明1、三輪 卓也1、田中 啓之2、安達 千波矢2,3、梶 弘典1 (1.京大化研、2.九大OPERA、3.JST-ERATO)

キーワード:有機EL、塗布型、熱活性型遅延蛍光

熱活性型遅延蛍光(TADF)材料は、OLED素子内で生じる励起子を100%の効率で光に変換できる、メタルフリーな有機発光材料として近年注目されている. 一方でOLED各層の成膜法に関しては、低コスト化および固体照明等に要する大面積化の観点から塗布法が望ましいとされている. 本研究では、アクリダンおよびトリアジン骨格を有する塗布可能な低分子TADF材料を開発し、塗布型OLEDの発光層に用いることで、外部量子収率(EQE)が20%近い高効率を実現したので発表する.