2016年第63回応用物理学会春季学術講演会

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一般セッション(ポスター講演)

12 有機分子・バイオエレクトロニクス » 12.5 有機太陽電池

[19a-P5-1~38] 12.5 有機太陽電池

2016年3月19日(土) 09:30 〜 11:30 P5 (屋内運動場)

09:30 〜 11:30

[19a-P5-29] ZnOナノ構造体を電子輸送層に用いたぺロブスカイト型太陽電池の
作製および特性評価(II)

藤林 真衣歩1、稲見 栄一2、〇緒方 啓典1,2 (1.法政大院理工学研究科、2.法政大マイクロ・ナノ研)

キーワード:ZnOナノロッド、ペロブスカイト太陽電池

一般的なぺロブスカイト型太陽電池には電子輸送層として多孔質TiO2が用いられている。ZnOはTiO2と同等の電子移動度を有し、有望な電子輸送層と考えられることから、ZnOナノロッドを用いたぺロブスカイト型太陽電池はいくつかのグループにより報告されている。しかしながら、そのエネルギー変換効率は多孔質TiO2を用いたぺロブスカイト型太陽電池の値に比べて低く、ZnOナノロッド層の構造およびコンパクト層を最適化することにより、太陽電池特性のさらなる向上が期待される。本研究では、コンパクト層として種々の酸化物を用いてZnOナノロッド層を作成し、その構造およびデバイス特性を調べた結果について報告する。