2016年第63回応用物理学会春季学術講演会

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一般セッション(口頭講演)

12 有機分子・バイオエレクトロニクス » 12.6 ナノバイオテクノロジー

[19a-W323-1~12] 12.6 ナノバイオテクノロジー

2016年3月19日(土) 09:00 〜 12:15 W323 (西2・3号館)

茂木 俊憲(豊橋技科大)、池添 泰弘(日本工大)

09:30 〜 09:45

[19a-W323-3] バイオ分子マイクロ構造の自己組織化過程の制御と評価

櫻井 亮1、コレ プドット1、青野 正和1 (1.物材研、MANA)

キーワード:自己組織化、ペプチド分子、階層的構造

機能的バイオ分子のマイクロ構造を自己組織化を介して作成することは、ナノ医療や集積回路へのさまざまな応用から非常に興味を持たれている。今回我々は、短いdiphenylalanineペプチド分子の自己組織化過程を制御・解析する新しい手法を報告する。この系は、より複雑なバイオ分子の階層的なナノ・マイクロ構造体の形成を理解するためのモデルシステムである。ナノスケールの球からポーラスなマイクロ球へ、単純なマイクロチューブから階層的なチューブへの構造転移が成長過程に局所的な過飽和状態を作り出すことによってもたらされた。自己組織化成長過程をその場観察することによって、自己修復過程や成長過程での表面拡散からの寄与を見出した。