2016年第63回応用物理学会春季学術講演会

講演情報

一般セッション(口頭講演)

6 薄膜・表面 » 6.2 カーボン系薄膜

[19p-H103-1~21] 6.2 カーボン系薄膜

2016年3月19日(土) 13:15 〜 19:00 H103 (本館)

川原田 洋(早大)、寺地 徳之(物材機構)、河野 省三(早大)、徳田 規夫(金沢大)

14:45 〜 15:00

[19p-H103-7] ダイヤモンドnin接合におけるNVセンタの電荷状態の制御

清水 麻希1,2、牧野 俊晴2,3、Amici Renato Goes4、岩崎 孝之2,4、長谷川 淳一4、田原 康佐4、成木 航4、加藤 宙光3、竹内 大輔3、山崎 聡2,3、波多野 睦子2,4 (1.東理大理、2.CREST、3.産総研、4.東工大)

キーワード:ダイヤモンド、半導体、NVセンタ

ダイヤモンド中の負に帯電した窒素-空孔センター(NV-センター)はその室温における優れたスピン特性,光学特性により,高感度な磁気センサや量子情報素子への応用が期待されている.しかしNVセンタにはNV-の他に電荷的に中性なNV0の状態が存在し,これらの電荷状態間を遷移してしまうことが知られているため,電荷状態の制御,特にNV-への安定化が応用に向けての大きな課題となっている.本研究ではi層(intrinsic)のダイヤモンドの上に高ドープのn型のダイヤモンドを配置してn-i-n接合を作製することにより,不純物の少ないi層中にあるNVセンタ電荷状態の制御を試みた.