[19p-S622-1~16] 3.12 ナノ領域光科学･近接場光学

△ [19p-S622-5] 金属コートAFMチップによる単一量子ドットの光子統計制御

〇内貴 博之¹、高田 広樹¹、小泉 範尚¹、増尾 貞弘¹ (1.関西学院大理工)

キーワード：局在表面プラズモン共鳴、量子ドット、光子統計

半導体量子ドット(QD)は多重励起子を生成することができ、太陽電池や量子光源といった革新的光機能材料にとって重要な特徴がある。本研究では、金属ナノ構造体と相互作用した単一QDの多重励起子緩和を詳細に解明するため銀コートした原子間力顕微鏡チップ(Ag tip)を用いた単一QDの光子統計制御を目的とした。その結果、Ag tip-QD間距離をシングルナノメートルオーダーで調整することにより単一光子、及び多光子発生を制御することに成功した。