[19p-W331-1~16] 12.7 医用工学・バイオチップ

△ [19p-W331-15] 分子鋳型インターフェイスを用いた糖鎖認識トランジスタの創製

〇(M1)西谷 象一¹、加治佐 平²、坂田 利弥¹ (1.東大工、2.PROVIGATE Inc.)

キーワード：電界効果トランジスタ、糖鎖、分子刷り込み高分子

細胞膜上には多様な糖鎖が発現しており、細胞間の分子認識や情報伝達を担っている。特に癌細胞では、細胞膜上に特徴ある糖鎖が発現していることが知られている。このように、糖鎖と特異的に認識することにより、希少細胞を選択的に認識することが可能となる。本研究では、種々の糖鎖を選択的に認識可能な糖鎖トランジスタの作製を試みた。特に、癌細胞の細胞膜上に多く発現するとされるSialyl Lewis（SLeX、SLeA）と、これらと類似構造を有するSialyl Lactose（3’-SLa、6’-SLa）に注目した。