2016年第63回応用物理学会春季学術講演会

講演情報

一般セッション(口頭講演)

12 有機分子・バイオエレクトロニクス » 12.7 医用工学・バイオチップ

[19p-W331-1~16] 12.7 医用工学・バイオチップ

2016年3月19日(土) 13:45 〜 18:00 W331 (西2・3号館)

宮本 浩一郎(東北大)、須田 隆夫(鹿児島高専)

14:30 〜 14:45

[19p-W331-4] 「ハ」の字型電極を用いた誘電泳動力による1細胞送り出しシステム

濱田 拓也1、西元 稜太1、須田 隆夫1 (1.鹿児島高専)

キーワード:誘電泳動、細胞操作

「負の誘電泳動力」を利用して、マイクロチップ内で非接触に細胞輸送を制御するシステムの開発を行った。ガラス基板上に先端曲率半径5µm、間隔10µmの金電極を作製し、幅約30μm、深さ約10µmのシリコン樹脂製流路を組み合わせたデバイスを作製した。流路中を約60μm/sで流れてくる複数の赤血球(直径7~8µm)を「ハ」の字型電極を用いて印加電圧6VP-Pで電極間中央に補足し、任意のタイミングで1つずつ送り出すことに成功した。