2016年第63回応用物理学会春季学術講演会

講演情報

一般セッション(口頭講演)

12 有機分子・バイオエレクトロニクス » 12.5 有機太陽電池

[19p-W531-1~19] 12.5 有機太陽電池

2016年3月19日(土) 13:00 〜 18:15 W531 (西5号館)

緒方 啓典(法政大)、嘉治 寿彦(農工大)、久保 貴哉(東大)、小堀 康博(神戸大)

15:45 〜 16:00

[19p-W531-11] 光誘起ESR法を用いたPCE10:PC71BM高分子太陽電池における素子動作時の電荷蓄積の直接観測

〇(M1)Rachmat VanadianAstari1、久保寺 貴也1、孫 東鉱1、丸本 一弘1,2 (1.筑波大数物、2.筑波大学学際セ)

キーワード:高分子太陽電池、電子スピン共鳴、電荷蓄積

有機薄膜太陽電池は資源的制約がなく、常温・常圧での製造が可能であることから低コストで、軽量かつ柔軟性に富んだ次世代太陽電池として注目されており、更なる変換効率と耐久性の向上が求められている。本研究では、変換効率が9%を超すp型半導体高分子PCE10を用いた高効率有機薄膜太陽電池を作製し、光誘起ESRを適用することで、有機薄膜内や有機積層膜界面などにおける有機分子集合体のミクロ特性評価を行い、素子特性の劣化との相関を調べた。