2016年第63回応用物理学会春季学術講演会

講演情報

一般セッション(口頭講演)

3 光・フォトニクス » 3.9 テラヘルツ全般

[20a-H135-1~12] 3.9 テラヘルツ全般

2016年3月20日(日) 09:00 〜 12:15 H135 (本館)

山下 将嗣(理研)、鈴木 左文(東工大)

11:30 〜 11:45

[20a-H135-10] p 型Ga0.5In0.5P における複数種LO 準位と電子遷移系の量子干渉効果

〇(D)坂本 裕則1、馬 蓓1、森田 健1、石谷 善博1 (1.千葉大工)

キーワード:量子干渉効果、ラマン分光法、テラヘルツ

近年、金属/半導体のストライプ構造を用いてLOフォノン共鳴の光吸収が観測された。このため、フォノン系電磁誘起透明化はテラヘルツ領域の光変調器、反転分布不要なレーザへの応用が期待される。本研究ではその基礎原理である複数種LOフォノンと電子遷移系の量子干渉効果について調査している。その結果、混晶系において連続準位を介したLOモード間の結合が示された。この結果はテラヘルツ領域光吸収制御の基礎となると考えられる。