2016年第63回応用物理学会春季学術講演会

講演情報

一般セッション(口頭講演)

13 半導体 » 13.10 化合物太陽電池

[20a-S011-1~8] 13.10 化合物太陽電池

2016年3月20日(日) 10:00 〜 12:00 S011 (南講義棟)

大島 隆治(産総研)

11:30 〜 11:45

[20a-S011-7] 低温での量子井戸および波状量子井戸太陽電池におけるキャリア回収効率の評価

趙 博文1、トープラサートポン カシディット1、ソダーバンル ハッサネット2、渡辺 健太郎2、杉山 正和1、中野 義昭1 (1.東大工、2.東大先端研)

キーワード:量子井戸太陽電池、波状量子井戸太陽電池、キャリア回収効率

高効率な多接合太陽電池に向けて最適なバンドギャップをもったミドルセルの開発が重要である。候補となる材料系として、InGaAs と GaAsPを交互に積層させた多重量子井戸構造(MQW: Multiple Quantum Well)が挙げられる。この系において、特定の温度で微傾斜基板上に MQW を成長すると波状の量子井戸(Wire-on-Well)となることが知られているが[1]、この構造が太陽電池特性に与える影響はよく知られていない。そこで、量子井戸と波状量子井戸構造をもつ太陽電池について、低温におけるキャリア回収効率からトンネル輸送の寄与を評価した。