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△ [20a-W323-6] FMO計算を援用する高分子マルチスケールシミュレーション
キーワード:フラグメント分子軌道、χ パラメータ、イオン交換膜
高分子の相分離挙動を予測する際に重要となる、成分間の相互作用パラメータ(χ)に関して、基本単位間の相互作用エネルギーから算出する手法がある。本研究では相互作用の算出にフラグメント分子軌道法を用い、更に評価法も改良することで、テスト系において、算定したχ値から得られる相転移の臨界温度を実験値に対して10%程度の誤差で再現出来た。応用事例として、イオン交換膜(Nafion,PEEK)の水和モデルの解析結果を示す。