2016年第63回応用物理学会春季学術講演会

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一般セッション(口頭講演)

12 有機分子・バイオエレクトロニクス » 12.3 機能材料・萌芽的デバイス

[20a-W351-1~12] 12.3 機能材料・萌芽的デバイス

2016年3月20日(日) 09:00 〜 12:15 W351 (西2・3号館)

奥崎 秀典(山梨大)、山口 留美子(秋田大)

09:00 〜 09:15

[20a-W351-1] 放射加熱温度変調法による強誘電性有機導体の焦電流観測:変調温度と自発分極の決定

〇(M1)松本 健汰1、山本 薫1、村田 晃一1、鈴木 智博1、川島 大樹1、横山 直1 (1.岡山理大理)

キーワード:有機伝導体、強誘電体、相転移

強誘電性有機伝導体α-(BEDT-TTF)2I3の自発分極Psを実観測するために、周期的な光放射熱によって試料温度を微小変調させ、ac法により、焦電流を検出している。Psを決定するには温度変調ΔTを決める必要がある。本研究では、強誘電転移点近傍で電気伝導度が大きく変化する本資料の性質を利用して、伝導度測定によりΔTを決定した。