2016年第63回応用物理学会春季学術講演会

講演情報

一般セッション(口頭講演)

12 有機分子・バイオエレクトロニクス » 12.3 機能材料・萌芽的デバイス

[20a-W351-1~12] 12.3 機能材料・萌芽的デバイス

2016年3月20日(日) 09:00 〜 12:15 W351 (西2・3号館)

奥崎 秀典(山梨大)、山口 留美子(秋田大)

09:45 〜 10:00

[20a-W351-4] 苦味センサ用脂質高分子膜の表面特性と電位応答の関係

矢田部 塁2、原田 裕平1、野田 純平1、池崎 秀和3、都甲 潔1,2 (1.九大シス情、2.九大味嗅研、3.㈱インセント)

キーワード:味覚センサ、脂質、表面

人間の味覚は塩味・酸味・うま味・苦味・甘味の基本五味で構成される。味覚センサは脂質高分子膜を用いて食品や医薬品の味を電気化学的に計測できるセンサである。この中の苦味用脂質高分子膜はモノグルタミン酸ナトリウムを含む水溶液に浸漬することで苦味物質に対して選択的に応答するようになる。本研究ではこのメカニズムを明らかにするためにXPSやGCIB-TOF-SIMSを用いて膜表面の分析を行った。また膜に吸着した苦味物質の量を評価した。