[20a-W810-1~7] 2.3 放射線応用・発生装置・新技術

[20a-W810-2] 原子炉ベース低速陽電子ビームラインの輝度増強部の設計・テスト

〇(M2)葛谷 佳広¹、大島 永康²、徐 虬¹、佐藤 紘一³、木野村 淳¹、薮内 敦¹ (1.京大原子炉、2.産総研、3.鹿児島大工)

キーワード：陽電子計測、ナノ空孔、陽電子ビーム

京都大学原子炉実験所では，原子炉ベース低速陽電子ビームラインの開発とその応用を目指している．陽電子は電子の反粒子であり，特徴ある性質をもつ．陽電子計測は，空孔型格子欠陥の分析やサブナノ空孔の評価に有用なツールである．このビームラインは，陽電子計測を行うための装置であり，現在，ビームを絞るための輝度増強部の開発を進めている．講演会では装置の概要とともにその進捗状況について紹介する．