2016年第63回応用物理学会春季学術講演会

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一般セッション(口頭講演)

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[20a-W810-1~7] 2.3 放射線応用・発生装置・新技術

2016年3月20日(日) 09:00 〜 10:45 W810 (西8号館E1001)

河原林 順(都市大)

09:45 〜 10:00

[20a-W810-4] 高精度陽子線治療に向けた陽電子放出核種生成断面積の推定

増田 孝充1、片岡 淳1、岸本 彩1、多屋 隆紀1、髙部 美帆1、嶋 達志2、山本 誠一3、稲庭 拓4 (1.早大理工、2.阪大RCNP、3.名大医、4.放医研)

キーワード:陽子線治療、陽電子放出核種生成断面積、チェレンコフ光

陽子線のモニターに用いられているPET装置は入射陽子線と体内原子核との反応によって生じる陽電子放出核種の分布を高精度で可視化できるが、陽子線の線量と陽電子放出核種の空間分布は正しく一致しない。線量分布を定量的に再現するためには、体内で生じる核反応を正確に把握する必要がある。本研究ではβ崩壊によって放出される陽電子のチェレンコフ光をCCDカメラによって可視化し、陽電子放出核種の生成核反応断面積を求めた。