2016年第63回応用物理学会春季学術講演会

講演情報

一般セッション(口頭講演)

3 光・フォトニクス » 3.8 光計測技術・機器

[20p-H116-1~21] 3.8 光計測技術・機器

2016年3月20日(日) 13:15 〜 18:45 H116 (本館)

安井 武史(徳島大)、崔 森悦(新潟大)

17:45 〜 18:00

[20p-H116-18] 酸素Aバンドを利用したクロロフィル蛍光の分光画像計測:水田への応用

栗山 健二1、眞子 直弘2、本間 香貴3、久世 宏明2 (1.静岡大工、2.千葉大CEReS、3.東北大農)

キーワード:クロロフィル蛍光、酸素Aバンド、太陽放射

GOSATなど高分解FTIRを搭載した衛星観測により、地上植生からの蛍光観測が報告されている。l地上計測では、UAVや圃場上空に設置したクレーンをプラットフォームとして用いた植物蛍光計測法が提案されている。我々は地上でのリモートセンシング計測により、野外の群落レベルで活用可能な植物蛍光計測法を開発している。計測では、微弱な蛍光を口径200 mmの望遠鏡により集光させ、CCDカメラ (BITRAN, BU-51LN) と光学フィルターを用いて強度分布画像を取得する。分光計測では、CCD分光器(Ocean Optics, QE65Pro)を用いた。農業や林業で活用しやすいよう、距離10-100m程度から群落レベルでの蛍光観測が可能なシステムを開発する。イネなどの圃場や森林などでスタンドオフ計測を実施し、提案手法の有効性を検証する。