2016年第63回応用物理学会春季学術講演会

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一般セッション(ポスター講演)

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[20p-P12-1~31] 12.7 医用工学・バイオチップ

2016年3月20日(日) 16:00 〜 18:00 P12 (屋内運動場)

16:00 〜 18:00

[20p-P12-19] 血漿分離のための血球沈降孔の形状最適化

〇(DC)黒田 千愛1、大木 義路1,2、芦葉 裕樹3、藤巻 真3、粟津 浩一3、田中 寅彦4、槇島 誠4 (1.早大先進理工、2.早大材研、3.産総研、4.日大医)

キーワード:血漿分離、マイクロ流路、バイオセンサ

血液中のウイルスなどの病原体や抗体を高感度に検出するためには,予め血液から血球を除き,血漿を分離取得する必要がある。我々は,血球沈降孔の形状を,ボイコット効果を利用した計算により最適化した上で,マイクロ流路を作製した。垂直円錐台形血球沈降孔を有するマイクロ流路では,赤血球体積百分率10%のヒト血液約30µLを孔内で約2分間静置させるだけで,純度99%以上の血漿を約5µL分離することができる。