2016年第63回応用物理学会春季学術講演会

講演情報

一般セッション(口頭講演)

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[20p-S323-1~11] 9.5 新機能材料・新物性

2016年3月20日(日) 13:45 〜 17:00 S323 (南3号館)

笹川 崇男(東工大)、岡田 悟志(日大)

16:15 〜 16:30

[20p-S323-9] シアノフタロシアニンをビルディングブロックとしたポリフタロシアニンシートの合成

坂口 裕哉1、田代 慎1、萩原 政幸2、木田 孝則2、酒井 政道1、福田 武司1、鎌田 憲彦1、本多 善太郎1 (1.埼玉大院理工、2.阪大先端強磁場)

キーワード:フタロシアニン、磁気特性、合成

Fused-Ring型ポリフタロシアニン(PPc)は、有機分子の骨格が作る二次元シート中に金属Mt原子が均一分散した構造を有する。その二次元的な構造の特徴から電子物性に興味が持たれており、スピントロニクス材料として有用なすぐれた電気・磁気特性を有する可能性が理論的に予想されているが、合成方法は十分に確立されていない。シアノフタロシアニンを主原料に用いる新規合成方法により、二次元性の良い高秩序MtPPcが得られたので報告する。