18:15 〜 18:30
△ [20p-S622-17] アルミニウムの遠紫外表面プラズモン特性の屈折率依存性
キーワード:表面プラズモンセンサー、遠紫外、アルミニウム
表面プラズモン共鳴(SPR)センサーは金属表面の屈折率変化を鋭敏に検出することから、バイオセンサーなど幅広く研究されてきた。本研究では、アルミニウム(Al)薄膜を用いることで遠紫外光(FUV, ≤200 nm)を利用した新しいSPRセンサーの開発を進めている。FUV光を用いることにより、(1) 物質が大きな誘電率を持つことによる、高いセンサー感度の実現、(2) 従来よりも短波長の光を利用することによる、極表面領域の空間選択的センシングの実現、(3) 各物質固有の吸収を持つことによる、物質選択的センシングの実現、という3つの長所が期待できる。本発表では、Al薄膜表面の雰囲気を空気から1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロ-2-プロパノール(HFIP)に変化させた時の、SPR特性の変化について報告する。