2016年第63回応用物理学会春季学術講演会

講演情報

シンポジウム(口頭講演)

シンポジウム » 様々なスピン計測技術を用いたスピントロニクス材料開発の最前線

[20p-W241-1~6] 様々なスピン計測技術を用いたスピントロニクス材料開発の最前線

2016年3月20日(日) 13:45 〜 17:00 W241 (西2・3号館)

金井 駿(東北大)、中根 了昌(東大)

14:15 〜 14:45

[20p-W241-2] 強磁性ナノ構造におけるスピン依存量子干渉

岡 博文1 (1.東北大多元研)

キーワード:走査型トンネル顕微鏡、磁性ナノ構造、スピン偏極度

我々は、これまで、スピン偏極STMを用いた磁性ナノ構造個々の磁気ヒステリシス測定を報告した。また、磁性ナノ構造の中ではスピン偏極度が空間的に均一ではなく振動していることを発見し、その物理的起源がスピンに依存した量子干渉にあることを明らかにした。本講演では、これらの結果を中心に議論し、さらにスピン偏極STMを用いたスピン分解バンド分散測定の可能性についても議論する。